喉を鍛える!ボーカルが歌で枯れない声の為に出来る事【18の習慣】

魅せる

 声帯そのものを鍛える事は出来ない。

ただし、声帯を支える筋肉を鍛えたり、喉が枯れにくい身体に近づける事は可能。

 結果的に強い喉は作れる。

 シャウト系や、ロック、パワフルなラップなど喉に負担がかかる音楽も多い。

 学生時代のわたしは2曲で声が枯れるほど喉が弱かった。

 しかしアーティスト時代は90分のステージをこなすなど枯れない喉を手に入れていた。

 この記事では、日ごろの積み重ねで、強い喉を手に入れる為に今日から出来る18の事をお届けする。

30代、40代で歌手を目指す人に読んで欲しい記事

OAOAうがいと花粉症なら鼻うがい

うがいをしたまま、首筋を両手で下から上に向けてさする。上向きで息を吐いて「おーあーおーあー」OAOAと声にだして、喉に動きをつける。

普段より奥へ水が入っていくコツが掴める。

わたしはブタクサの花粉症をもっている。花粉症ボーカリストにとっては、鼻うがいは相当気持ち良い。

花粉に粘膜をやられると、ジワジワ声が枯れていくので、ボーカルにとっては花粉症との闘いも重要になる。

身体を温めて喉を守る

冬場は特に、体温を上げて汗をかく。身体が冷えたまま歌うより1.2倍声が出る。

身体が温まると、普段より力をぬいても声もが出る。逆に冷えているとリキまないと声が出ないので枯れる。

首周りの筋肉をほぐして喉を守る

首周り(肩、胸部)をしっかりストレッチすると、圧倒的に声が枯れにくくなる。

あなたがパソコンを使う仕事をしている人なら、眼精疲労と肩こりで他業種より既に声は出にくくなっている。

直前のストレッチだけでなく、普段から湯船につかり新陳代謝をよくしておくと、冬場のライブの質が全然違ってくる。

簡易マッサージ器

首と肩のコリはボーカリストにとって死活問題。

直接的に体感しにくいが、わたしのようにパソコン作業やスマホ操作が多いボーカルは、肩こりと首をほぐすと、かなり声が出やすくなる。

マッサージ器は、足だけ、肩掛け、手もみと色々購入したが、4年使い続けたのはこの1台だけ。

オムロンの枕型のマッサージ器は、後頭部、肩、背中、ふくらはぎ、足の裏、手のひら全部いける。

女性は冷え性含め、冬場はかなり腰にもくる、寝ながら、この枕を腰とお尻にあてると、もう最高としか言いようがないと思う。

言い忘れたが、歌には背筋と下半身がかなり関係しているので、このアイテムは買っておいて損はない。なにせ激安。 

歌と血行の関係、マッサージは侮っちゃいかん。

表情筋をほぐす頬マッサージ

「なんか声が通らないな」と感じて無意識に普段より張って出す。結果枯れるの悪循環を無くすには表情筋の柔らかさが大事。

上の奥歯が見えるくらい広角がしっかり上がると声の抜けが一気に良くなる。レコーディングすれば違いは明確。

特に日本人は普段から無表情で喋れる発声法なので、頬の筋肉が弱い。

滑舌が悪かったり、歌詞が聞き取り難いと言われる人は、頬をしっかり上げると、通りが良くなる。

口の中をほぐす・リップロール・ タングトリル ・ ゴリラフェイスストレッチ

リップロール

唇をプルプル震わせる。息が強すぎても、弱すぎてもプルプルは止まる。継続的にプルプル出来るように特訓。

タングトリル

ベロを「るるるる」と巻き舌にして声をだす。出来ない人が多い。リップロールと同様、息の量を調節する特訓になるので、長く出来るように特訓。

ゴリラフェイスストレッチ

ゴリラの真似をする時にベロを上前歯の前に当てて、鼻の下に盛り上がりを作る。芸人さんがよくやる顔。

そのまま歯の表面を滑らせるように上下左右にベロを転がすと、口のなかがゴリゴリと音を立てて、頬がほぐれる。

口の中がほぐれていないとコメカミが痛くなる。この痛みは顔面の運動不足みたいなものなので、毎日続けて口の中をしっかりほぐす。

ただし、歯にカスが挟まったのを一生懸命とっているひとのようで見栄えが悪い。出先でも出来るので、女性はマスクをしてストレッチすると良い。

ゴリラフェイスストレッチはめっちゃ効果あるから、歯カスを全部とるくらいの気持ちでいこう。唾液を作るチカラもUPする。

常温の水は万能・ただ飲み過ぎには注意

沢山飲んだ方が良い。という意見もあるが、できるならライブでもカンタンには喉が乾かない体質を作りたいところ。

わたしは水分の取りすぎで、唾液を作る能力が弱まってしまったと感じた。

咳払いは悪・クセがあるなら早急に治すべし

喘息をもっていたので解るが、咳は我慢が難しい。だが咳払いは気をつければ減らせる。

痰が喉に絡むと、「んん!んん!」と咳払いをするクセがある人がボーカルには多い。

今すぐヤラナイ癖をつけること。これは体感するより遥かに大きな負担が喉にかかる。痰は咳払いではく、飲み物で取り除く。

恋人・家族との大喧嘩は禁物

親でも、恋人でも大声で喧嘩するタイプは要注意。

特に女性は大声出しながら、泣いてしまった場合、目と口から粘膜がカラッカラになって喉の調子が終了する。

わたしも、ブチ切れてしまうと、結構な声のボリュームで相手を理詰めするタイプなので、ライブの前は彼女と喧嘩しそうになると逃げる事を心がけていた。

大きな声で喉を消耗して後悔するのは自分だ。

つまり、人前で歌を披露する人間は、感情的な喧嘩、煽ってくる身内と環境をしっかり整理しないと、大切な場面で喉のコンディションを整えられない。

飲みの席での熱弁は1番いらない

音楽仲間と飲みに行くと、しょーもない音楽論を語り合ってしまいがち。そして酔って熱くなると声も大きくなる。

冷たい飲みもの+炭酸+アルコール+大声トーク の4コンボをぶちかませば、瞬殺で喉をクラッシュさせる事ができる。

酒を飲んで熱く語るのはやめよう。

酒飲みながら仲間と夢を熱く語っても基本意味ないから、制作もしくは戦略的な人脈作りに時間を使おうね

正しい人脈の作り方【6つ注意点】新人アーティストが知るべき悪い人脈

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身体を冷やさないように注意

冷え性は圧倒的に歌うのに不利。

基礎体温が高いだけで、風邪を引きにくくなるし怪我もしにくくなる。冬場はカイロで身体をあたため、絶対に冷やさない努力が必要。

エアコンの乾燥に注意

真冬の室内は、極寒日でなければ暖房をつけなくても乗り切れる。

ご存じかとはおもうが、エアコンを付けての睡眠は、乾燥具合によっては一発で喉を終わらせる破壊力がある。

腹はカイロ。上半身は着込めば問題ない。スマホやPC作業の手が寒いので指の穴あき手袋と、電気毛布があればOK。エアコン、暖房をつける時間をかなり減らせる。

とくに電気毛布はコスパ最強なのでおすすめ。そもそも人間は下半身を温めて、頭が冷えている方が良い。

マスクを常備

外出はマスク必須。寝るときも加湿器もしくはマスクをつけるのが良い。

外泊をする際は、加湿器を用意できない事も多い。旅行先やライブの営業先は特に「部屋の乾燥えげつねえ」と入室の瞬間感じてしまう。

のどぬーる濡れマスク

「のどヌール塗れマスク」をカバンの中に数セット入れておけば、急な泊まりも安心。

濡れたフィルターがセットなので朝まで適度な水分を含んだ空気で呼吸ができる。泊りの時は吸入器を持っていくと邪魔なので、濡れマスクが良い。

たとえ部屋の空気がカッピカピでも、あなたの喉と鼻だけは守られる。わたしが選ぶ「移動の多いボーカルに常備させたいアイテム1位」

わたしは地方営業の時用に買い置きして、カバンの中に常備させいていた。喉ぬーるのリピーター。

箱がかさばるので中身だけを持ち歩く、マスクと濡れたフィルターは個別包装されている。

地方のビジネスホテルも安っすいやつあてがわれると部屋の空気カッピカピだから、濡れマスクは常備するっきゃない。

シャワーだけではダメ。入浴を。

単純に、睡眠不足と疲労で喉が枯れる。

歌う時に疲労でチカラが出ないと、リキミや勢いで、苦しいところをカバーしてしまう。

湯船に浸かる習慣は睡眠の質を上げる。わたしも以前は8時間寝ても全疲れがとれない身体のだったが、入浴で改善された。

寝起きのコンディションで言えば「地獄だ。辛さが地獄だ。」と布団のなかで呟くほど朝がきつかった。

しかし現在は糖質のバランス、入浴、食生活の改善で、睡眠4時間程度で目が覚め「疲れてないし、もう起きとくか」という余裕がある。

入浴は、冷え性対策、肩こりの改善、睡眠の質向上と、ボーカルにとって良い効果ばかりだ。

長く歌っていきたいのであれば入浴をあなどっちゃいけない。

腹式呼吸で喉に負担をかけない

喉がひらいていない状態。特に高音を出す時ほど力むクセはなかなかぬけない。

腹式呼吸は寝ている時の呼吸で、上達するほど喉へ負担がかからなくなる。

腹式呼吸は、我流で学んで出来てると思っていても、実際は全然出来ていないパターンが結構ある(わたしもそれだった)

なので、これから腹式呼吸を身につけるのであれば、ボイトレに通うのが断然早い。

我流でやると変な癖がつくから、早めに歌はプロにみてもらう方が良いよね。

高音では脱力が大切

歌い始めの時期は、キーの高い部分でチカラを入れて、勢いで高音をだしてパワーでねじ伏せてしまいがち。

最終的に、出せるようになったキーは「低いキーと変わらず気持ち良く出る」という状態が良い。

声を大きくしないと高音が出てないという場合、これから先、楽曲によって更に声がかれやすくなる。

今のうちに「高音で力まない」で、むしろチカラを抜くクセをつけておくほうが良い。

ボイストレーニングスクールを検討しよう

音楽グループの中でもボーカルだけはは限りなくスポーツ選手に近い。

これはボイトレをきっちりしている人間には理解できるが、喉への負担を軽減、分散させる為に様々な筋肉を鍛える。

サッカーの動画を見て、サッカーの教科書を熟読するだけではサッカーが上手くならない。

ボーカルは先生に歌を習うのが最も早く上達する。

歌がうまくなりたい人のボイトレ教室選び【6の注意点】

栄養バランスの悪い食事に注意

以前のわたしは、コンビニ弁当、マクドナルド、大盛り牛丼、ラーメンばかり食べていた。

その頃は風邪をひくと3日は治らず、完治したと思うと、また体調を崩す。病院。薬。を繰り返していた。

現在は、スーパーで購入した、魚、肉、野菜を調理してを食べているが、ほとんど風邪をひかない。

高熱でなければ風邪をひいても、薬をのんで仕事をしながら治せてしまう。20代前半には考えられなかったこと。現在の方が断然身体が強くなっている。

風邪をひきにくい、すぐ治る事がどれだけ素晴らしい事か、あなたがボーカルなら良く解ると思う。

長期的に活躍するために、今から出来る事をコツコツやっていこう。プロ意識のある素人だけがやがてプロになる。

喉を鍛える まとめ

  • 咳払いのクセは治すべし
  • 腹式&脱力をこころがける
  • 身体の冷えは喉枯れに繋がる
  • 肩こり眼精疲労も喉枯れに繋がる
  • 表情筋をほぐし続ける
  • 長期的には栄養バランス
  • 会話でも喉は枯れる
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