売れない歌手やアーティストに共通の特徴がある。
いま思い返せば、ほぼ全ての要素に自分が当てはまっていたなと思い「そりゃぁ売れねーさ」と思う。
あなたは、以下のタイプのアーティストになってしまってはいないだろうか?
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- ファンを何よりも大切に思う
- 先輩に褒められたい
- 打ち合わはしっかり参加する
- 自分のアイディアで勝負したい
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上記はアーティストにとって当然の欲求や行動だと思われがちだが、このあたりを大切にしている人ほど危険。売れない。
この記事では、10年のアーティスト活動で筆者が感じ、そして陥った。売れないアーティストの特徴と売れるアーティストの特徴を伝える。
あなたが、これからアーティストを目指す新人なら、配信アプリも最大限に、かつ効率よく活用する必要がある。
ライブ配信アプリ比較【10社】新人アーティストお勧め【TOP5】
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【売れないアーティストの特徴】
売れないアーティストには 「天才ぶる」「尖る」「依存する」「打ち合わせ好き」などの特徴がある。
長きに渡りアーティストが売れないままでいると、みな同じような思考で、今の売れない自分を納得させる作業に入る。
この記事では、筆者がアーティスト時代に犯してしまった失敗経験をもとに売れない仕組みと、売れるアーティストの特徴をお伝えする。
父からもらった大切な言葉をあなたに贈ろう。
成功には理由などないことが多くある。だが失敗には必ず理由がある。
そしてお前は失敗から何も学ばない。そういう人間を俺はバカと呼んでいる。
父さん・・・・しっかりと傷ついたよ。
売れないアーティストは【無駄にトガル】
長く音楽を続けていると何人かの知人は必ず売れる。
すると「この流れと実力でいけば、わたしも売れるのでは?」と少し期待する。
そのまま、大きくブレイクする事もなく時が過ぎていくと、焦りを隠すために「俺。余裕あるよ」というアピールを始める。
さらに余裕と人気に矛盾が発生し、誤魔化す為にブレイクしない事に適当に理由をつけ始める。
そして「自分はコダワリが強いから売れるのに時間がかかる」という言い分で自分を守るようになりさらに売れなくなる。
筆者は現役時代にムダにトガった結果、崖っぷちというトガった先端で孤立した。
まぁ。この音楽はポップスかなって。グルーヴがまるで無いんで。
ビートが迫って来ないというか、ソウルを感じられなですね。客に寄り添うのと媚びるのは違うと思うんですよ。
そんなスタンスで音楽作りたくはないっすわ。じぶん。そういう感覚ないっすわ。
うん。じゃあもう曲作んなくていいよ。
嘘ですや〜ん。作りますやん!ごっつキャッチーな曲作りますやん。若者のハート鷲掴み!自分それだけが取り柄ですわ!!
売れてないから【無意味に天才ぶる】
天才と思われたい欲求を抑えらず「変化球」ばかりを投げる。
「ちょっと彼は違うよね」と言われたいが為に不思議な動きや、少し妙な言動を発信しつづける。
そのような変人を装うアーティストの多くは、性格が常識的で「特徴がない」と思われたくないコンプレックスから変人のふりを始める。
奇をてらった発信に満足するが、その変人感も過去見たものから作られているので「なんかこの人感覚が古いな」と受け取られ、さらに売れなくなる。
筆者もかつて天才のふりをSNSを運用してしまったせいで、ただの不思議ちゃんとして時代に取り残された。
最近、音楽から香りがしなくなったな。都会のビルに囲まれて深呼吸を忘れたせいかも。森に行こう。1人で。素敵な香りが頭の中で音と踊り始めるまで。
いいなぁ~この人。すっごいキモイ。
優しいファンに【依存する】
小さな劇場やライブハウスで活動するアーティストはお客さんとの距離が近いも特徴。
活動の過酷さに憔悴すると、アーティストは自分を唯一ねぎらってくれるファンの言葉が嬉しくてたまらない心理状態に陥る。
やがて大好きなファンの願いに応えようと奔走するようになり、時間に追われ自滅。この「ファンに媚びすぎ病」は売れないアーティストに最も多い。
わたしもガッツリとこの病に侵された。
シオサバくんの歌大好きです!絶対にわたしの地元にも歌いに来てください!
OK任せて!必ず行くと約束するよ!地方の主催者に掛け合って、会場手配して、スタッフ募集ししなくちゃ!最悪実費でやるよ!
あと機材調達して、チラシ入稿して、WebCM作って!君の期待は絶対裏切らないよ!
いぃや!疲労骨折する裏方の仕事量!!
実感が欲しくて永遠と【打ち合わせる】
音楽や舞台などに携わるひとは打ち合わせが好き。
「打ち合わせ」という響きだけで仕事をしている感がでる、しかしその多くはただの雑談。
無駄な打ち合わせばかりをしていると、時間をじわじわと消費して、ちゃんと売れなくなる。
今週末の打ち合わせスムーズにしたいから、明日ふたりで軽く打ち合わせしようよ
そうっすね。今週末の打ち合わせに向けて打ち合わせるのであれば、いま若干時間あるんで。。。
打ち合わせの打ち合わせがスムーズにいくように、1回先に打合せときます?
先輩に影響されて【玄人ぶる】
お前の曲。俺は好きだけどね。素人のリスナーにはちょっと難しいんじゃないかな。でもこういう玄人向けの曲。おれ。もっと聴きたいよね。
せんぱい恐縮っす!アザっす!
このように、業界の偉い人が余計なことを言うと「そうか。わたしはレベルが高すぎるのか」とすぐに勘違いする。
そうして、まったく需要のない自称玄人同士が称え合う為の楽曲を作り始め、どんどん売れなくなります。
お前の曲最近全然売れないじゃん。なんか暗い曲ばっかだし、最近どしちゃったの?
自分。新境地開いたっていうか。これからはガッツリとコアな部分も見せてこーかなって。ファンには俺のレベルまで上がってきて欲しいっすね。マジで。
うん。じゃあもう曲作んなくていいよ。
嘘ですや〜ん。作りますやん!ごっつキャッチーな曲作りますやん。若者のハート鷲掴み!自分それだけが取り柄ですわ!!
【売れるアーティストの特徴】
しっかり売れていくアーティストを近くでたくさん見た。
圧倒的な才能はブレイクを引き寄せるかもしれない。
だが99%のアーティストは努力と行動で、少ないチャンスを掴み取る。
ちなみに、業界ポジション以外の個人戦の戦略には、令和アーティストは配信アプリが良いと考える。
ライブ配信のコツ!PocochaLiveアプリのプロモーション活用法!
売れるアーティストは【神輿を担がれる】
周りを次々と巻き込んでいくオープンなアーティストはチャンスを掴みやすくなり、いずれ神輿を担がれる。
ブレイクするまえに歌以外の作業(作詞・作曲・制作関連)に安易に手を出すのは得策とは言えない。
器用貧乏な人に多い「自分で全部やりたい」「自分でやったほうが良い」という考えを持つと、協力者が減る。素直に周りを頼れる人には協力者が集まる。
全部ひとりで完結させる天才アーティストへの憧れを捨てることも必要。仮に、全て出来るとスキルを持っていても、全てをこなす時間はない。
周りの人を褒め殺して、沢山協力してもらうのが得策。笑顔で周りの人間をどんどん使うと良い。
スゴイ!この映像、ご自身で作られたんですか?もう凄すぎてどうなってるのか解らないです!わたし歌しかできないから勉強しないとですね。。。素敵です!もっと頑張ろ!
君の仕事は歌を届ける事だから、歌に集中出来てるのはいい事だよ!
今ちょうど次の作品まで空いてるから、君のミュージックビデオ撮ってあげようか?
本当ですか!?嬉しい!お願いします!(かかりおったな)
売れるアーティストは【金を落とす】
ここで言う「お金を落とす」とは遺失物のことではなく「業界にお金を落とす」という意味。
例えば、自分で開催したイベントと、会社が開催したイベントでは当然自分で開催したほうが沢山儲けられる。
もちろん集客力がなければイベントにならないので、基本的にはオーガナイザーが開催する音楽イベントにゲストで呼んでもらうことになる。
やがて自分に人気が出てくると人間は欲がでるので自主開催や自主レーベルなどの選択肢にシフトしする。
するとどうだろう。業界人はスネる。もしくはキレる。
今まで育ててあげたのに裏切られたわぁ。マジで無いわぁ。
やがて仕事を振ってもらえなくなり、露出が減る。結果じんわりとアーティスト生命を絶たれる。
この現象を芸能界では「干す」と呼んでいる。実際にアーティストを干すときは「あいつ使わないで」という露骨なことはしない。
「今回は違う人使おうか」程度の柔らかいアプローチでから初めて周りが忖度する。
やがて「なんかあったら嫌だから一応使わない方が良いかもね」と噂が流れる。
もちろん個人での活動に寛容なひとも沢山いるが、やはりブレイクまでにお世話になった相手がいる場合恩返しをするのが筋というもの。
つまり「金を落とす」ことが大切。
自分の行動が関係者の給料と、その家族に影響することを考え行動する。自主レーベルで活動する場合は、売れる以前から作ってしまえばもめ事がなくて済む。
【キャラを作らない】と後々らく
全ての人が最も得意な分野が一つだけある。
それは「素」もとではなく「す」
どの業界でも少しでも目立つようにとキャラづくりなど戦略やアイディアが飛び交う。
お嬢様キャラも、ヤンキーキャラも、完璧に作れなければノーマル以下の価値。もちろん完璧に演じきるいばらの道を進むのも良い。
では、素はどうだろうか。最初から得意なキャラで戦える。
毒舌キャラの人は基本悪口が特技。
反対に普段甘えん坊な人が男気のあるキャラを突き詰めるのは難しい。
まずは自分の素の状態や周りからの印象、性格を客観的に理解する。
キレやすい。冷めている。気持ち悪い。弱々しい。など、どんな性質でも、魅せ方次第で「素」で出せるものは必ず武器になる。
自分が弱点だと感じている短所が売ることはよくある。自分の特徴を知るのは近道だろう。
俺はこの圧倒的な勢いと元気が売りだぜ!あとは不屈のメンタルだな!負ける気がしねぇよ!
良いと思うよ。俺はお前超嫌いだけど。好きなやつもいるよ必ず。俺はお前を支持する人間の感性も嫌いだけどね。
お前を取り巻くすべてのものが嫌いなんだよ。それだけは覚えておいてくれよ。
いくらなんでも酷えだろ。泣くぞ。
不屈のメンタルだろ?歯ぁくいしばれよ。
自分で長所と自覚ポイントより、コンプレックスのほうが評価されることは良くあること。
シンガー、ボーカルは「声質も大事」
筆者は自分の声質にコンプレックスのある人ほどボーカルに向いていると考える。
他人から「変な声」と言われている人はすでに希少性が高い声の持ち主、磨けば必ず需要が生まれる。
素敵な声と言われる声は、既に世の中で「素敵」と認識されているぶん希少性は低い。いわゆる「上手い。けれど面白くない歌声」
滑舌や声量、音域はトレーニングで改善できるが、声質は骨格にも関係するため、大きく変えることは出来ない。
声質による売れ方の違い
[su_box title=”素敵な声のボーカル” style=”bubbles” box_color=”#0e63ae”]
受け入れられるまでが早いものの、ライバルが星の数ほど存在し、キャリア中盤から伸び悩む。
歌唱力以外の付加価値がつけられないと難しい[/su_box]
[su_box title==”変な声のボーカル” style=”bubbles” box_color=”#0e63ae”]
声が受け入れられるまでに時間がかかる。
1度支持されれば変わりのきかない声がオリジナリティとなり戦いやすくなる[/su_box]
ボベボボエ ベンバボー(俺の声変だろー)
変なのはお前の思考だろ。
売れない歌手の特徴
芸能界、芸術の世界も、真面目で性格が良く賢い新人が増えた。
彼らは性格が良い上に能力が高いので、非の打ち所がない。
荒波の時代を勝ち抜くには、何度も巡ってこないチャンスを確実につかみに行く必要がある。
自分の弱点と強みを把握して、タフに戦い抜くアーティストを是非目指してほしい。
ラップが苦手な女性でも実践できると評判の、今すっごい読まれているラップの作詞方法もぜひ。
ライブ配信アプリはファンに媚びる感じで、気が進まんのよねぇ。。。
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