音楽で食えない理由|新人アーティストが生きていく為にできること

アーティスト時代に音楽だけで食えなかったタイプの魚類。シオサバです。新人の食えない悩みに答えるぜ?

 あなたが新人アーティストなら、成功しようが、失敗しようが、どちらにせよ音楽だけで食い続けることはほぼ不可能だ。

 そもそも才能溢れるトップアーティスト達ですら「音楽をどうやってお金にしようか」と悩んでいる

 ばくぜんと「音楽で食っていきたい」と考え、音楽を頑張るだけではダメだ。

 ただ、今までの頑張り方では絶対に食っていけない反面、戦い方次第で、圧倒的に食える時代だとも感じている。

 この記事では、アーティストが音楽で食えなくなる理由を解説すると共に、食っていけるようになるために「今、できる事」まであわせてお届けする。

目次

食えない理由①アーティストの【供給過多】

 現在は多くの一般人がパソコンで曲を作り、配信でリリースし、ミュージックビデオさえ簡単に作れる時代。

 プロとアマの違いも、もはや資金力と技術だけで、やっている事は全く同じ。

 挑戦するハードルがグッと低くなった業種「音楽アーティスト」は、売り手だけが増え続けている。

 反対に音楽を買う側は、売ってくれる人が沢山いるので、いつでもファンを辞められる。つまり、これからも音楽は更に食えなくなる。

シオサバ

聴きたい人より、聴かせたい人の方が多い世の中と言っても過言ではない。そりゃもうカオスですよ。

食えない理由➁頑張るほど【辞め時】を見失う

  ビジネスは、儲ける事に重きがあるので、売り上げが上がらなければ、見直し、もしくは撤退を検討する。

 ルールが「お金」だけであればシンプルだが、新人のアーティスト・役者・芸人は、人気や露出に収入が追いつかない場合が多い。

 明確なランクと報酬の決まりがない世界なので、めちゃくちゃ売れて頭一つ抜けるまで、激安で使われる。

 なぜ激安なのか?それは条件が悪くても、良い舞台、良いプロモーション、良い経験ができる話を新人アーティストは絶対断らない事を知っているから。

 そうなると「あと少し」「ここまで我慢してきた」「もう少しで売れそう」と心の中で唱えて、忙しくて金にならない食えない日々が続く。

あと1歩。と感じたらそこが地獄の始まりだぜ?

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食えない理由③【フェア】だと思い込んでいる

 これは言いたくない事だったのだが。売れる人の多くは家庭が裕福。

 逆境も努力でひっくり返せると考えるのは甘い。

 なぜなら、金持ちだって同じように努力をする。そして金持ちの努力は無駄が少ない質の高い努力だからだ。

 かと言って、貧しい人間に勝ち目がない訳では無い、ただ「時間は平等」という考えを捨て、自分は劣勢だと肝に命じている必要がある。

 あたなが裕福な家庭じゃない、もしくは大人になっても、まだ十分な経済力がないとすれば、勝ち目はかなり薄い。

食えない理由④【売れるもの】を作らない

 売れそうなものを考えるのがビジネス。自分が好きな表現するのがアーティスト。

 売れそうなものを一生懸命考えてもビジネスが失敗する世界に対して、売る事に注力しない人たちの音楽で、食っていけるはずがない。

そして「良い音楽を作る」と「売れる音楽を作る」が同じ事だと思っている人も多い。

 作りたいものと、求められるものが完全一致するアーティストはすごく希。昔はそれでも通用したが今は他に流れてしまう。

 アーティストは自分がやりたい表現が、そのまま愛してもらえるという謎の確信をもっているから厄介だ。

シオサバ

俺も天才のふりしてた頃が懐かしいなぁ。気づいたらひとりぼっちだったよ。困っちゃうよね。

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食えない理由⑤まだ【音楽だけ】頑張っている

 音楽1本で、愚直に頑張ってる人は、いちぶの達人をのぞき、これから全員食えなくなる。必ず。絶対に。

 表現者もパフォーマーも、みなプラスアルファの付加価値で食っている。

 男性アイドルはバラエティで笑わせる。女性アイドルはママブロガーになる。俳優が大食い番組で頑張る。漫才師はコメンテーターになり食レポをする。本業だけで食ってる方が珍しい。 

食えない理由⑥小さく【搾取しあう】

 ライブハウス単位、クラブ単位、バー単位、商店街単位、小さなコミュニティで広げていく音楽活動は仲間意識も強くなり、わりと良い戦略だと言える。

 しかし、音楽で食べていくという目標であるなら、小さい範囲での活動は時間の無駄。

 仕事を与え合い、友達価格で値引きをし、馴れ合っているうちに、ちゃんと稼ぐ事ができずに大切な時間を失う。

シオサバ

音楽アーティストは酒のコミュニケーションが多いから、油断すると速攻で馴れ合いになるよ。俺も昔は互いの傷を舐め合いながら、夜が明けるまで馴れ合ったもんだよ。

食えない理由⑦【音楽が売れる】と思っている

  あなたが思い浮かべる、スーパースター。1番のアーティストはきっと天才だろう。

 だが、そんな彼らでも「音楽だけじゃ厳しいよね」と控え室でトップクラスの仲間同士で話しをしているのだ。

 「抱き合わせ」と言うと聞こえが悪いが、自分を大天才だと信じて疑わない人以外は「音楽を売る」という発想をすてて「音楽を活かしたサービスを作る」くらいの気持ちでいるほうが良い。

 並大抵の才能では、音楽だけ頑張ったところで、もはやどうにもならない。活動の収益化については、配信関連もうまく取り入れていきたいところ。

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食えない理由⑧【裏方への転向】を過信している

 ボーカルやミュージシャンが、音楽活動を長く続け引退を考えると、自然と裏方にまわり、最終的に先輩のすすめで飲食店を出す。

 音楽が好きな訳だから、前線から退いても音楽に携わっていけることは喜びかもしれない。

 技術があって現役時代より大きなマーケットで裏方をするなら、転向後も稼げるかもしれない。

 ただ、小さなコミュニティの前線から裏に退いても、知り合いと仲間同士で仕事をあたえあうだけなので、仕事の規模も小さい。そして当然食えなくなる。

シオサバ

ちょっとした天下りなんだが、天下る先が安定してないから共倒れだよね。

今、出来る事①【特技を音楽と並走】

 バラエティタレントになる事が目的でなくても、音楽以外の特技をガンガン伸ばしておくべき。

 インターネットの時代においては、全国規模であなたの代わりなど腐るほどいる。

 差別化がマストなコネなし新人アーティストが「音楽1本で勝負」など無謀。

 「料理」「折り紙」「掃除」「勉強」「昆虫」「病院通い」「惣菜」なんでも良いのでキャラづくり、キャッチコピーにひとクセほしい。

 クセをどのようにエンターテイメントとして見せるかを吟味する必要はあるが、今の音楽は、いかにユーザーと共通点を持てるかが鍵となる。

 「それ、わたしも好きです」から親近感を感じてもらい、応援してもらうのが良い。

今、出来る事②【個人で人気をつける】

  大手のレコード会社やレーベルに「あなたをスターにしてあげたい」という願望は基本ない。

 彼らは「一緒に儲けたい」と考えている。

なので、一生懸命レーベルにアピールしなくても、SNSであなたが人気者になれば勝手に向こうから声をかけてくる。

SNSのようなセルフプロモーションの能力がゼロの状態で、最初から会社の世話になると、完全に相手の立場が上になってしまう。

 現代の音楽活動の戦略としては、ある程度個人のネームバリューを上げてから会社と契約をするほうが、お互いにとって良い結果になるだろう。

今、出来る事③【金を意識する】

 沢山働いて貯蓄をしろという事ではないが、金がカツカツだとほとんど勝ち目がない。

 最近で言えばラッパーのように初期投資がほとんどなく、反復練習で実力をつけ差をつめられる競技もあるが。基本、音楽はお金をかけるほど、成長が早くなる。

自分への投資としてスクールやトレーナーに金をかけるのは大事。お金を使わずに成長が遅くなるのはまだいい。

1番やばいのは、お金がなくなった時にアーティスト生命も終了する事。

 家族が倒れたり、自身の怪我、病気。お金がギリギリの状態で走ることは崖っぷちと同じだ。何年も活動をして、身内や自分がずっと健康でいられる保証はない。

 夢を追い続けるには、どうしたって金がいる。

夢を追う時は、お金の稼ぎ方を平行で考えながらでないとならない。

音楽で食えない理由、今出来る事まとめ

 音楽アーティストが歌や音楽だけで食べていくのは、かつてより更に難しくなった。

 ただし、音楽を発信する場所や方法はいまだに増え続け、お金に換える方法も増えている。

 音楽だけにこだわらずエンターテインメントを届けるアイディアを考える姿勢があれば昔より圧倒的に音楽で食える時代だろう。

ポイント
  • 売り手が多すぎる
  • お金持ちは有利
  • 小さくまとまるな
  • 音楽以外を頑張る
  • 天下らないように
  • 金を常に稼ぐ意識をもつ
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