自分の声がキモイ人も、真面目に歌の努力でちゃんとカッコよくなるよ。シオサバです。
歌うのは好きだけど、自分の声が嫌いと思う事は、新人アーティストのあるあるだ。
わたしは、本域で歌って録音された自分の歌声を初めて聴いたとき、思わず「俺の声。キんモぉ」と言ってしまった過去がある。
結論、自分の声がキモイ状態からは、2年ほどで抜け出した。これは「自分の声を好きになる事が大事!」というしょぉもない精神論ではない。
わたしが「俺の歌声ってカッコイイな」と思う頃にはちゃんと人気でてきて、配信曲もダウンロードされていたので、そのカッコイイは思い込みではない。
この記事では、自分の声が嫌いな人へ経験者目線のアドバイスをお贈りする。
自分の歌声は変わる
まず、声は自分が望む声へ変わる。
新人のアーティストは、声量もカツゼツもリズム感もまるで完成していない。
これが完成されてくると、まるで気持ち悪いと思っていた自分の声が別物になる。
わたしは新人の頃、ほっそいほっそい少年のような声だったが、最終的激太な声になっていた。
声は間違いなく望んでいる方向へ進化する。
ボーカルとしての声が出来上がる前って、大体声キモイのよ。
逆に最初っから声がカッコイイ人って伸びしろが無いともいえるよ。
自分の声を録音する
言わずもがな、まずは自分の声を知る事。録音された自分の声を覚えこむ。
自分の音源の声に慣れれば、いつでも録音した時の自分の声を思い出せるようになる。
録音された声が、他人の耳に聴こえている声なので、すべての歌の基準は録音された声で考えればよい。
憧れは技術と共に変化する
あなたは、自分の声が憧れのアーティストとはかけ離れている、と肩を落としていないだろうか。
確かに、声質は骨格と関係があるので、モノマネしても全く同じ。とはならないかも知れない。
しかし技術が上がると、今まで神様だと思っていたシンガーが「実際たいした事ないな」と感じる日がくる事はよくある。
反対に、今まで気が付かなかった技術や、ボーカルへの感じ方が変わってきて「この人本当に凄い」と尊敬する相手が新たに出て来たりする。
つまり、現段階の声だけで 自分のポテンシャルを判断する必要はない。
最初の憧れは大切にしつつ、成長につれて目標や自分に合ったスタイルは変えて良し。
必ず、自分の声にあったカッコイイ方向性が見つかる。
新人は自分の長所を決めつけない
自分の周りにいる人間が評価しているポイントが長所とは限らない。
わたしは、自分の長所で武器だと確信できるものに気が付くのに5年以上かかった。
あの元祖毒舌タレントも、紆余曲折を経て今のスタイルにたどり着いている。
カッコイイものや目指すものは、ひとつに固執しない方が良い。価値観は年齢とともに変わって当然だからだ。
自分の歌声が嫌いなら、まず肺活量と滑舌から
自分の歌声がキモイなどの悩みは、カツゼツと肺活量を鍛えて、声量が安定すると改善される。
カツゼツが悪い状態は歌としてキモイし。声が小さいと好き嫌い以前に説得力がない。
技術がない新人が自分の声が嫌いという事は多いが、卓越したスキルをもつボーカルが、改めて自分の声が嫌いと悩むことは少ない。
つまり、嫌いになる以前にやれる事がまだ沢山ある。
カツゼツを良くするトレーニングをしてない人が、それっぽく歌おうとすると結構な確率でキモくなるよ。
独学は必要。ただし成長速度を上げるなら断然ボイトレ。
自分の歌声を褒めさせる
あなたが、どれだけ「自分の声が大嫌い」と叫ぼうが、全く問題ではない。
「声が好きすぎて毎晩寝る前に聞いてます」とか「ホント憧れです!」と周りがあなたの歌をを絶賛するなか
あなたが自分の声を嫌い続ける事は難しい。
しょせん、世の中全て「好み」の問題なのだ。ならば、自分の歌声が好きという言葉にだけビンビンにアンテナを張っていれば良い。
自分の歌声を愛してくれる人の為に努力し歌い、モチベーションがあがれば、更に成長し、よりループが生まれる。
自分の声を否定する人間を無視する
あなたの歌声を否定する人は、全部シカトでOK。
ただし、技術的に足りないぶぶんは素直にうけとめて成長しないといけない。
音痴に関しては「不協和音は不快に思う人が大多数」という結論が出ているので、改善が必要。「それも味だ」と我が道を進むのは間違いだ。
声質なんて、なにが跳ねるか解らない。個人的には「キモイ」と言われている人の方が印象に残るので、最終的に断然有利と思っている。
ジャパネットたかたのように、正直かっこよくないけど、むちゃくちゃお金になるような素晴らしい声もある。
イケボはイケボで競合が多くて大変だよね。いっけんキモい声も鍛えればキャラがあって良い。武器になる。
カッコイイは先入観!思わせれば勝ち!
桑田佳祐はカッコイイ。でも、もし彼が全く売れていなかったら「声キモーー!」と言われている可能性だってある。
人間性や、生き様、全てが声と混ざり混ざってそのアーティストの「味」となる。
声は良い悪いではない。人間が思うカッコイイという感情はしょせんは先入観。
自分の声は試行錯誤しながら、ゆっくり育てればよい。
あなたの声に「カッコイイ」という先入観を植え付けられるのは、あなた以外にはいない。
自分の声質を愛し、伸ばしてあげる
声が細くてキモイのはトレーニングで変えられる。
ただ、ガラガラ声の人が綺麗な声になるのは、なかなか難しいし、ノーマルな声の人がハスキーにするのも喉に負担がかかる。
現在のあなたの理想や憧れだけで、もともと持っている自分の長所を否定するのはもったいない。
まだ技術的にやれる事があれば、本来の声の良さを伸ばしてあげるほうがよいだろう。
服装、喋り方、髪型、動画、言動、キャラクターの出し方は、歌だけで完結する必要はない。
音楽を聴く手段がラジオしか存在しなかった時代とは違う。
考えてごらんなさい。魅せ方がうまいけど、声は意外とふつーだなってアーティスト沢山おるでしょ。
自分の声が嫌い|気持ち悪い歌声からカッコイイ声に変わるまで まとめ
- 声は自分がなりたい声へ向かう
- 自分の声をカッコイイと思わせろ
- 技術が上がればキモくはならない
- 最後は好み。否定派は切り捨てよ
歌の技術が上がると、自分の歌声を好きになれる根拠が増える。
歌が超下手くそで「自分の歌が大好き」はちょっと気持ち悪いが、努力したぶんだけ自分の声が好きになるのは良い事。
現在は、好みが違うなさまざまな音楽ユーザーがネットで新たの才能を探している。
ならば、あなたがすべき事はきっと自分の歌声とその世界観に磨きをかける事だろう。